2011年4月1日金曜日

万葉集



高御座 天の日嗣と 天の下 知らしめそける 皇祖の
神の命の 畏くも 始め給いて 貴くも 定め給へる
み吉野の この大宮に あり通ひ 見し給ふらし 物部の
八十伴の男も 己が負へる 己が名負ひて 大君の
任のままに この川の 絶ゆることなく この山の
彌つぎつぎに かくしこそ 仕へ奉らめ おや遠永に

大伴家持 巻•十八 四〇九八