本日の一冊は、実業家、著述家、歌人として活躍し、現在の消費社会における
人間の生き方に疑義を呈する、執行草舟氏による一冊。
かつてないほどの被害をもたらした東北関東大震災の影響により、現在、
日本人の間に、これまでの生活態度を見直す気運が高まっていますが、
本書は、まさにその日本人が本来持っていた考え方、生活態度、志などを
説いた一冊。
人の恩に報い、人の情に触れる生き方、時代に振り回されない自己確立を
これまで出ていた自己啓発書は一体何だったのかと思われるほど、
本書は、事業家にとって、戒めの書であり、父母にとっては教育書、
子育てにおいて無償の愛がなぜダメなのか、なぜ本物を求めてはいけないのか、
人の恩に報い、人の情に触れる生き方、時代に振り回されない自己確立を
するための読書、本物を大切に思いながら、あえて本物を求めない心、
口に出さない美徳、厳しさを伴う人格…。
これまで出ていた自己啓発書は一体何だったのかと思われるほど、
生き方の本質を突いた深い内容に、すっかり魅了されてしまいました。
本書は、事業家にとって、戒めの書であり、父母にとっては教育書、
そして個人にとっては真理探求の書でもあります。
子育てにおいて無償の愛がなぜダメなのか、なぜ本物を求めてはいけないのか、
人にとってなぜ恩が大切なのか。
乱れた日本を正すのに、これほど適した一冊もないと思います。
土井も、生き方についていろいろと反省させられました。
ぜひ読んでみてください。
乱れた日本を正すのに、これほど適した一冊もないと思います。
土井も、生き方についていろいろと反省させられました。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼ http://eliesbook.co.jp/review/2011/03
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人の恩に報い、人の情に触れれば、それだけで人生は良い
私は物事をわかろうとしていた時期、当たり前のことを、一段低く見ていた
▼ 本日の赤ペンチェック ▼ http://eliesbook.co.jp/review/2011/03
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人の恩に報い、人の情に触れれば、それだけで人生は良い
私は物事をわかろうとしていた時期、当たり前のことを、一段低く見ていた
自分を覚えている。だからできなかった。当たり前のことをきちっとやれば、
人は誰でも確固たる自負心を持つことができる
読書人は過去の読書人とつながることによって、環境により愚劣化される自己と
戦わなければならない
「古人の跡をもとめず、古人のもとめたる所をもとめよ」(空海)
正しさにこだわっていては、真実や真理は見えない
自己の人生を大切に思えば、何よりも他者から受けた一片の赤誠を、
「古人の跡をもとめず、古人のもとめたる所をもとめよ」(空海)
正しさにこだわっていては、真実や真理は見えない
自己の人生を大切に思えば、何よりも他者から受けた一片の赤誠を、
自己の内部で成長させていくことしかないのだ
現代人が、目的を喪失している大きな原因は、自己に課せられた制約を
現代人が、目的を喪失している大きな原因は、自己に課せられた制約を
嫌っているからに他ならない
本物を大切に思う心を深く宿して、それでいて本物を求めぬ心を育成することが、
本物を大切に思う心を深く宿して、それでいて本物を求めぬ心を育成することが、
人生を豊かにする。偽物を通して、本物を想像する喜びこそが、
真に秀れた人物を創り上げる
朔太郎は貧しさゆえに、ついにフランスへは行けなかった
貪る状態さえ脱すれば、人間は必ず自立する
他人の秘密を尊重するのが大人なのだ。口に出さなければ、
朔太郎は貧しさゆえに、ついにフランスへは行けなかった
貪る状態さえ脱すれば、人間は必ず自立する
他人の秘密を尊重するのが大人なのだ。口に出さなければ、
他人を尊重する心が育まれる。逆に口に出せば、自己の格を下げる
自信とは自ら持つものではなく、他者から与えられる一つの評価基準
子に見返りとしての孝養を強制せぬから、子も恩義を弁えぬ人間になってしまい、
自信とは自ら持つものではなく、他者から与えられる一つの評価基準
子に見返りとしての孝養を強制せぬから、子も恩義を弁えぬ人間になってしまい、
また何をしてよいのかわからぬ人間になってしまう
人間である以上、好機の希望を見出さなければ気力など出るわけがない
人格者は、目的を持っている。だから厳しさを必ず伴うのだ
高貴とは、洗練された野蛮性である
恩には具体的な対象があり、感謝にはそれがない
志とは、そのゆえに死することである
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『生くる』執行草舟・著 講談社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062156806
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◆目次◆
※多すぎるので省略します
人間である以上、好機の希望を見出さなければ気力など出るわけがない
人格者は、目的を持っている。だから厳しさを必ず伴うのだ
高貴とは、洗練された野蛮性である
恩には具体的な対象があり、感謝にはそれがない
志とは、そのゆえに死することである
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『生くる』執行草舟・著 講談社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062156806
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◆目次◆
※多すぎるので省略します